カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

打駒カシメ平潰し用(平たく潰す用)は、真っ平らな面をつかい何かを潰す用途

打駒カシメ平潰し用(平たく潰す用)

打駒カシメ平面用(平たく潰す用)

カシメを平たく打ちたい場合や、平らにプレスする時用の平面的な上駒です。何かものを平らな面に何かを押し当てたい場合(平面的なプレス)用途にお使い頂ける打駒です。 通常のカシメ打駒は、すべて上駒がカシメの頭にあったカーブにピッタリ合うラウンド型の窪みがありますが、「打駒カシメ平潰し用」は降りてくる上駒の面が真っ平らになっています。

通常販売しておりませんが、以下のようなお問い合わせがあったためご紹介します。

  • カシメの頭を真っ平らに仕上げたい(ラウンドを潰したい)。
  • 上から押しあてて跡形をつけたい。
  • 押し紙のように上からあてて平らに仕上げたい。
  • ただ上からモノを叩くだけのプレス機が欲しい。

打駒カシメ平潰し用(平たく潰す用)

打駒カシメ平面用(平たく潰す用)

打駒カシメ平面用(平たく潰す用)寸法サイズ

名称 打駒カシメ平潰し用(平たく潰す用)
内容 上駒のみ

本製品は上駒のみとなっており、上から平たい面を押し当てる機能をハンドプレス機で実現したい場合にお使いいただけます。 カシメを打ちたい場合は下駒も必要となりますのでご注意ください。

なお当店の大カシメ片面短足を厚み1.2mmの革に打ってみたときの仕上がりの違いは以下の通りです。

通常のカシメ打駒(上駒)を使って打った場合、カシメ頭はラウンドのカーブが保たれています カシメ平潰し用の打駒(上駒)を使って打ったカシメの頭は目視では確認しにくいですがカーブがやや潰れています

目視ではなかなか確認しにくいですが、通常のカシメ打駒はカシメの頭のカーブを潰さずに丸く仕上げるようになっています。 それに対し平潰し用の打駒では、ドーム型の緩いカーブは潰れて中央から何割かぐらいは平面的に仕上がっています(全てのカーブが潰れるわけではありません)。

通常のカシメ打駒(上駒)を使って打った場合(真上からみた時の頭の仕上がり) カシメ平潰し用の打駒(上駒)を使って打った場合(真上からみた時の頭の仕上がり)

カシメの頭にあったラウンド型の窪みがないため、どのようなカシメにも使える!と思われるかもしれませんが、実際の所この平潰し用でカシメを打つと、足の長さがあってない場合に頭に足の跡が出やすいです。 上記の写真でも、平潰し用の仕上がりには少し跡がついているのがわかります。
大カシメ片面短足(通常は厚み合計4mmぐらいのものに最適)なカシメを厚み1.2mmの革に打っているからです。

足の長さが合っていないのが一番の原因ですが、平たいだけの駒の場合は局所に集中して(足の部分だけに)力がかかって跡がつきやすくなります。 平潰し用の本製品でカシメを打つ際には、通常カシメ打駒を使うときよりも、足の長さを対象の厚みに合わせたものを意識してお選びください。

打駒カシメ平潰し用のハンドプレス機への取付けについて

カシメ平潰し用の打駒(上駒)をハンドプレス機に付けた所

ハンドプレス機の打駒について、よくいただくご質問で「他店で購入したハンドプレス機に取付け可能か」というものをいただきますが、上駒ネジ部分が同じ寸法でしたら概ね使用可能とお考えください。 当店のハンドプレス機の上駒ネジは、JIS規格の二分五厘のネジとなります。山から山のmmに換算した値は7.938mmとなります。
ただし全てのハンドプレスに取付け可能である保証はいたしません。 基本、当店のハンドプレスに取付けカシメを打つ専用の駒、とお考えください。

打駒カシメ平潰し用のご購入の際のご注意

  • 本製品はセットではありません。下駒も平らなものをご希望の方は、お問合せ時に「下駒も希望」とお書き添えください。
  • 当店は誤って購入してしまった場合の工具の返品はお受け取りできません。
  • また掲載の商品写真は、お使いのモニターにより色の見え方が実際の商品と異なる場合がありますので、ご了承ください。

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