カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

ドットボタン、ストロングホックとも呼ばれる15mm径「ジャンパーホック7050」

ジャンパーホック7050

ジャンパーホック7050で作った革の着脱式ブレスレット

ジャンパーホック7050とは

ジャンパーホック7050はジャンパーなどに使われる頭の直径15mmのボリュームのあるホックです。 ドットボタン大や、ストロングホック大とも呼ばれるボタンホールを作らないボタン類の一種。 「ブチッ」と着脱するゴツめのホックで保持力があります。 同じ頭の直径15mmのバネホック8050より開閉に力がいるため、強い力で留める必要がある部分にお使いください。

ただしジャンパーホック7050は付属のホゾ(足)の長さが7mmですので、合計厚み4mmまでのものにお勧めしています。 厚み5mmを越える時はジャンパーホック7050足長をご検討ください。

ジャンパーホックの構造

バネゲンコ(ダボ)ホソ(足)
ジャンパーホック7050頭 ジャンパーホック7050バネ ジャンパーホック7050ゲンコ(ダボ) ジャンパーホック7050ホソ(足)
ジャンパーホック7050頭の寸法 ジャンパーホック7050バネの寸法 ジャンパーホック7050ゲンコ(ダボ)の寸法 ジャンパーホック7050ホソ(足)の寸法

各パーツは一つ一つ名称があり、役割が異なります。通常は4パーツを1セットとして販売されています。

まずアタマ(頭)は、重ねる際に一番上の表面にくるパーツ。 当店のシャンパーホック7050の頭は丸釦とよばれる加工なしのシンプルな直径15mm寸丸円タイプを採用していますが、この頭パーツだけ特注品を使い(刻印が入ったもの等)彩りを持たせる事もあります。

バネは、多くの場合、噛み合わせの上側に来ます。頭とセットで打込み固定し、バネが内側になります(当店ではブランド名『HASI HATO』のロゴが刻印されているパーツです)。

バネとゲンコが、ホックのかみ合わせ部分を担当するので、ホックの着脱ができなくなるといったホックの故障?と思われるシーンは、大抵この2つの何方かがダメになって壊れている事が多いです。 ホックの補修の際には、まずはこのバネとゲンコの寸法をご確認ください

ゲンコは、多くの場合、噛み合わせの下にきます。革布の内面に取付けるパーツで「ダボ」とも呼ばれます。ダボは「棚受け」などの意で他のパーツにも使われる名ですが、要するに「受け」側のことです。 当店のジャンパーホック7050のゲンコには小さい装飾文様が入っていますが、これはホックの使用者側からすると、重ね合わせられる側、使い手の目にも触れやすいパーツであるためです。

ゲンコとセットにして取付けるのがホソ(足)です。裏表同じ様に仕上げたい場合は、両方に頭パーツを使うこともあります。 このホソと頭の軸の長さが、取付ける対象の合計厚みより+3mmほど長い必要があります。

当店のジャンパーホック7050は、4つのパーツで1セットとして販売しておりますが、 どのパーツか1種のみをご入用の方は、100単位で宜しければ販売しておりますので、お手数ですがお問い合わせください。

ジャンパーホック7050(真鍮製ニッケル)

ジャンパーホック7050のニッケル色は高品質な真鍮製 ジャンパーホック7050真鍮製ニッケルのアタマ、足、ゲンコ、バネ

ジャンパーホック7050真鍮製ニッケル寸法(右からアタマ、足、ゲンコ、バネ)

名称ジャンパーホック7050(ニッケル)
サイズ頭15mm
材質真鍮
加工ニッケル鍍金
製造日本

シルバー色のジャンパーホック7050は、真鍮製の本体表面にニッケル鍍金をかけて仕上げた製品です。 安価な鉄製と異なり、鉄さびが出ませんので、水濡れの可能性がある品にお使いいただく際にはお勧めです。

お取り付け方法は、まず4mmハトメ抜きなどで4mmの穴をあけてからジャンパーホック7050入門セットの専用手打棒で打っていただきます。 ハンドプレスをお持ちであれば、打駒:ジャンパーホック7050用をセットして打つこともできます。

この写真は分かりやすいように拡大していますので、ご購入の際にはジャンパーホック7050寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 実際のニッケル鍍金の色はご覧のモニターにより、写真と異なる場合があります。

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ジャンパーホック7050(鉄製アンティーク)

ジャンパーホック7050アンティークは鉄製 ジャンパーホック7050アンティークの頭・バネ・ゲンコ(ダボ)・ホソ(足)

ジャンパーホック7050アンティーク寸法

名称ジャンパーホック7050(アンティーク)
サイズ頭15mm
材質
加工アンティーク鍍金
製造日本

アンティーク鍍金、金ブロンズと呼ばれるメッキ加工を施したジャンパーホック7050です。 ジーンズやデニム生地と相性がよいので、洋服のアクセントやカバンのアクセントとしてお使いください。

ジャンパーホック7050は4つのパーツで1組となっており、専用の工具で叩くことで取付ます。 4mmハトメ抜きなどで4mmの穴をあけてからジャンパーホック7050入門セットの専用手打棒で、頭と足の軸を潰してください。 ハンドプレスをお持ちの方は、打駒:ジャンパーホック7050用をセットして打つのがお勧めです。

なお写真は見やすいように拡大して掲載しております。 ご購入の際には実際のジャンパーホック7050寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 また実際のアンティーク鍍金の色はご覧のモニターにより、写真と異なる場合があります。

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ジャンパーホック7050(鉄製黒ニッケル)

ジャンパーホック7050黒ニッケル ジャンパーホック7050黒ニッケルの頭・バネ・ゲンコ(ダボ)・ホソ(足)

ジャンパーホック7050黒ニッケル寸法

名称ジャンパーホック7050(黒ニッケル)
サイズ頭15mm
材質鉄製
加工黒ニッケル鍍金
製造日本

光沢あるブラック色の黒ニッケル鍍金をかけたジャンパーホック7050です。 艶消し加工をしていないため、金属的な光沢は失っていません。そのため角度によってピカッと光ります。

取り付けの際には、ジャンパーホック7050入門セットジャンパーホック7050の打ち方をご一読ください。

写真は見やすいように拡大して掲載しております。ご購入の際にはジャンパーホック7050寸法数値をご確認いただきますようお願い致します。 実際の黒ニッケル鍍金の色はご覧のモニターにより、写真と異なる場合があります。

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ジャンパーホック7050(鉄製ゴールド)

ジャンパーホック7050(鉄製ゴールド)

ジャンパーホック7050(ゴールド)寸法

名称ジャンパーホック7050(ゴールド)
サイズ頭15mm
材質鉄製
加工代金鍍金
製造日本

本体は鉄製、表面に代金メッキをかけたゴールド色のです。非常にハッキリした艶のある金色で、存在感のある光沢があります。

初めてお取り付けなさる方は、ジャンパーホック7050入門セットをどうぞ。 ハンドプレスをお持ちの方は、打駒:ジャンパーホック7050用をセットして打つとキレイに仕上げることができます。

このホック7050のゴールド色は代用金メッキで、実際の商品の色は上記写真と少々異なる場合がありますのでご注意ください。 なお写真は見やすいように拡大して掲載しております。ご購入の際にはジャンパーホック7050の寸法数値をご確認いただきますようお願い致します。

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ジャンパーホック7050入門セット

ジャンパーホック7050入門セット ジャンパーホック7050の手打棒の先端部分の拡大

※よく「自分の工具がどのホックのものか分からない…」というご質問いただきますが、凹凸棒2本ならバネホック、凸棒1本だけならジャンパーホックの手打棒である場合が多いです。

凸の突起の大きさで、ジャンパーホック7050用と、ジャンパーホック7060用は変わります。大きいものが7050(大)用で、小さい方が7060(小)用です。

名称ジャンパーホック7050入門セット
内容
  • ジャンパーホック7050手打棒1本
  • ジャンパーホック7050を1種
    • 真鍮製ニッケル3組
    • 鉄製ゴールド3組
    • 鉄製アンティーク3組
    • 鉄製黒ニッケル3組
材質打棒:鉄
ホック:(ニッケルメッキ=真鍮製/ゴールド・黒ニッケル・アンティーク=鉄製)
手打棒:SK鋼材(焼入れ)

ジャンパーホック7050専用の入門用セット。ジャンパーホック7050が打てる打棒1本と、お好きなジャンパーホック7050を1種をお選びいただき、セットでお送りいたします。 入門セットですが、材質はSk鋼材をつかった本格仕様で、表面に焼入れも入っており、大変お買い得です。 初めてホックを取り付ける方は、ジャンパーホック7050の打ち方をご参照の上、まずはお気軽に練習してください。

オプションで連皿ハトメ抜き4mmを割引価格でお選びいただけます。 連皿をお持ちの場合は不要です。

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ジャンパーホック7050を打つために必要な工具

パーツラボによくいただくご質問のうち、「ジャンパーホック7050の打つのに必要な工具は何ですか?」というものがあります。 ホックを打つ方法は、(1)手打棒と皿で手で打つ(2)ハンドプレス機に駒を取り付けて打つ、の2種類になります。 今後たくさんホックやカシメ・ハトメを打つのであればハンドプレス機がオススメですが、数度しか打たないのであれば手打ち工具で何度か試してコツを掴んだうえで本番にトライしてみてください。
ジャンパーホッ7050を打つ際に必要な工具は、タイプ別に以下の通りとなります。

手打ち工具でジャンパーホック7050を打つ場合
  • 取付ける布・革といった素材に、ホソ(足)とアタマ(頭)が通るだけの直径4mm程度の穴が開けられる工具…ハトメ抜き4mm※1等
  • ハトメ抜きを使う場合は、衝撃を吸収する下敷きとなる台…ゴム板※2
  • ジャンパーホック7050専用の手打棒
  • ジャンパーホック7050専用の打ち皿(連皿をお持ちの方は、連皿)
ハンドプレス機でジャンパーホック7050を打つ場合
  • 取付ける布・革といった素材に、ホソ(足)とアタマ(頭)が通るだけの直径4mm程度の穴が開けられる工具…4mm用の穴あけハトメ抜き4mm等。厚すぎない布革であれば、ハンドプレス機に4mm用の打駒:穴あけ用でもOKです。※1
  • 手打ちの穴あけ(ハトメ抜き等)を使う場合は、衝撃を吸収する下敷きとなる台…ゴム板※2
  • 用途にあったハンドプレス機の本体…ハンドプレスのいずれか1つ
  • ハンドプレス機にとりつけて、打つための専用の駒…7050専用打具専用の打ち駒

※1:当店の穴あけ工具は先端が鋼に焼入れを入れており、少し硬めPP樹脂製品などでも穴をあけることができますが、素材によっては割れや欠けが発生することもあるため、材質にあわせた穴あけ工具をご用意いただくことが肝要となります。
※2:下敷きにするゴム板は、新聞紙・フェルト生地を厚く重ねることで代用もできます。新聞紙の場合はポンチの口に詰まりますので、それら考慮した適切な処置・手入れをしてください。

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ジャンパーホック7050の打ち方

ハンドプレス機をお持ちの方はハンドプレス機を使ったホックの打ち方をご参照ください。 ただしこのご紹介しているホックはバネホックとなるため、少々パーツの形状が異なります。

手打ち工具によるジャンパーホック7050を打つ際の簡単な流れは、以下の通りです。

  1. 取り付け革(布)の所定の位置にハトメ抜き4mm等で直径4mm程度の穴をあけます
  2. 平らな台(連皿の裏や、打ち皿の裏を使って)の上に、開けた穴にホックのホソ(足)を載せ、革・布を挟んで上にゲンコを被せて、ジャンパーホック7050用の手打棒で叩きます
  3. 反対側の革(布)の所定の位置に、同じく直径4mm程度の穴をあけます
  4. 丸みのあるアタマを下に、革(布)を挟んで上にバネを被せる
    この時、連皿や専用の打ち皿をお持ちの際は、丸みがある方を使い、打棒で叩く

手打ち工具を使ったジャンパーホック(ジャンパードットボタン)の打ち方

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