カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

径1mm以下の電気ハトメ0.95mm

内径1mm以下「ハトメ0.95mm」とは

極小寸の「ハトメ0.95×1.5mm」は、穴の内径が約0.5mm程度しかないハトメ。 ハトメ本体の円筒部分を外側から測ると約0.95mm、ハトメの全長は1.5mmあります。

このハトメの特殊性は、ハトメ1.5×2.5等と異なり、厚み1.0mm以下のものに打つと座屈変形をおこしてしまい、取付けできないところです。

あまりに小さすぎるため、上からグッと圧力をかけたときに、0.5mm分以上は金属の逃げ場がなくなり座屈を起こしてしまうのです。 本製品を潰してなにかに取付けする場合は、必ず厚み1mm以上1.3mm以下のものにお使いください。 (合わせて超薄い金属板2枚を重ねて、小さいハトメで留めたい(かしめたい)のですがをご一読ください。)

潰さずにそのまま模型やプラモデル、基盤パーツとして、または取付後にハンダなどで熱圧着してお使いいただく分には、非常に有用なハトメです。 何かを留めたい・工具をつかって潰したい場合のみ、座屈変形しないよう取り付ける対象の厚みを意識してください。

パーツラボの電気ハトメ(かけるのハトメ)一覧

ハトメ0.95×1.5(真鍮製キリンス)

ハトメ0.95×1.5(真鍮製キリンス)

名称ハトメ0.95×1.5
サイズ外径0.95mm
傘径1.8mm
高さ1.5mm
材質真鍮
加工キリンス処理

金属の厚みが約0.2mm程度あるため、取付けたあとの穴の内径は約0.5mm程度となります。 取付け対象に1mm径の穴をあけて、お取付けください。

ハトメ0.95×1.5は真鍮製、ゴールド色のみお取り扱いしております。こちらハトメには座金が付属しませんのでご注意ください。 取り付ける対象は厚み1.0mmから1.3mm迄のものに強くおすすめしています。

  • ただいまの所、ハトメ0.95×シリーズの取り扱いは、真鍮製ゴールド(キリンス処理))のみとなります。
  • ハトメ0.95×は、座金なしで、本体のみとなります。

この写真は分かりやすいように拡大・縮小していますので、ご購入の際にはハトメ0.95×1.5の寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 ご覧のモニターにより、実際のキリンスのゴールド色と異なる場合があります。

パーツラボの電気ハトメ(かけるのハトメ)一覧

ハトメ0.95×1.5の取付け

本製品は取付け、取扱いの難しい製品となります。 前述のとおり、取り付ける対象は厚み1.0mmから1.3mm迄のものに強くおすすめしています。

また推奨工具は以下の通りですが、 ご利用いただいた場合も、取り付ける対象の厚みが1mm以下の場合はきれいに取付けその他がお約束できる製品ではありませんのでご容赦ください。

パーツラボの電気ハトメ(かけるのハトメ)一覧

超薄い金属板2枚を重ねて、小さいハトメで留めたい(かしめたい)のですが

ご質問いただいたので、お答えいたします。
先に結論を言うと、非常に薄いもので0距離で留めたい場合、小さいからといってハトメ0.95mmを使うのは不適です。 非常に薄い金属板(0.1mm程度)を複数枚重ねて留めたい場合は、当店のハトメ1.5mmハトメ2mmをハンドプレス機で取付けることをお勧めします。

実際、超薄いアルミ板(0.1mm程度)2枚を、ハトメ1.5mmハトメ2mmを使って留めたところ、問題なく圧着できました。 最終的な合計厚みを0.3mm以下になりましたが、座屈変形起こさずきれいな仕上がりです。

非常に薄いアルミ板枚を、ハトメ1.5×2.5で留めたときの仕上がり例(裏面)
使用製品:ハトメ1.5×2.5(真鍮製)(利用工具:ハンドプレス機ゴム手打駒ハトメ1.5mm用
ハンドプレス機をお持ちでなく、少し試してみたいという場合はハトメ2mm手打ち工具セットをご検討ください。

薄いものへのハトメ取付けは、小さければ小さいほど良いというものでなく、潰すとほぼ0mmに縮められることができる適切なサイズと大きさがあります。

この数値は、取り付ける対象製品によって異なるため、必ずテストが必要です。
当店のテストはあくまで参考として頂きたくお願いいたします。

パーツラボの電気ハトメ(かけるのハトメ)一覧