ハンドプレス打駒:1.5mmハトメ用
ハンドプレスに取り付けて、当店販売のハトメ1.5×2.5を打つことができる打駒です。 ハトメ1.5×2.5には座金がありませんが、専用の打駒を使うことで裏面から出るハトメの足をキレイに処理し、細めの金属縁をつくってドーナッツ状に仕上がります。
打駒は、ハンドプレス機に取り付けて金具をかしめるための工具パーツとなります。単純に「駒」と呼ぶこともあります。 カシメやハトメ、ホックといった金具は取り付ける際に上から力を加えて形状変化させます。 打駒は、金具ごとの各形状・サイズごとにフィットし、ハンドプレス機で圧を加えるとき、金具の重要な部分を守るよう設計されています。
- 上述のとおり、打駒はこれ単体ではお使いいただけません。ハンドプレス機が必要です。
- ハトメ1.5×の手打ち工具は、パーツラボではお取り扱いしておりませんのでご了承ください。
打駒:1.5mmハトメ用(ハンドプレス駒)
名称 | 打駒:1.5mmハトメ用 |
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材質 | SK鋼材 |
加工 | 焼入れ済み |
内容 | 上駒1個、下駒1個 |
打駒は、普通ネジのついた「上駒」と、臼のような形をした「下駒」で一対となっています。 ハトメの打駒の場合、下駒から出ている細い「ピン」は、バネ方式で押すと引っ込むのが特徴です。
本製品はハンドプレスにセットして使います。 通常、上駒の先端の突起と、下駒の細いピンがぴったりぶつかるように設計されています。 下駒の細いピンに、ハトメ1.5×2.5の小さい内径1.1mmを通し、上駒の先端と溝がハトメの足先を丸く返します。
打駒をつかったときのハトメ1.5mmの仕上がり
本製品「打駒:ハトメ1.5mm用」を、当店のハトメ1.5×2.5に使うことで、裏面にも細いリングのような金属縁ができます。 これは私どもが「丸潰し」と呼んでいる仕上げ方です。
イメージ的には、長い袖をクルクルッと腕まくりのように巻いていった形。 ただし精度の低い打駒は、足先が割れるといったトラブルがあります。
パーツラボの打駒:ハトメ用一覧
ハトメ1.5×の取付け方法
おおまかな作業の流れはハンドプレス機を使ったハトメの打ち方と同じです。 左図のようにハンドプレス機にセットして、ハトメ本体の穴を下駒のピンに刺すような達で乗せて、上駒をレバーで落として潰します。
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まず、取り付ける革や布に打駒:穴あけ用などで1.5mmの穴を開けます。ハトメを取付けたあとの穴の内径は1.1mmになりますが、ハトメを形作る金属そのものの厚みが0.2mm程度ありますので、ハトメ本体を通す穴は1.5mm必要です。
工具が無くきちんとした穴が開けられない場合、通常の織りの布、革、紙などでは問題ありませんが、ほつれやすい素材の繊維物は、取り付け後にハトメの縁から外れたり抜けたりする可能性はあります。 - ハトメの足を先程あけた穴に通して、専用の駒を取付けたハンドプレス機で上から叩きます。
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打駒:1.5mmハトメ用のよくあるご質問
- 他店で購入した1.5mmのハトメ1.5×でも使えますでしょうか?
- 当店の打駒ハトメ用は、当店販売のハトメに合わせて作られていますので、他店購入ハトメが必ず合う保証はできません。ハトメはメーカーが異なる場合、駒や工具の微細なところが合わず同じ番手といえども使えない場合があります。当店販売の打駒:1.5mmハトメ用は、基本的には、当店販売の1.5mmハトメ1.5×用とお考えください。
- この打駒:1.5mmハトメ用で、ハトメ2mmが打てるのでは?
- おすすめできません。打駒は各金具にあわせて形状がつくられていますので、異なる番手のハトメ金具に「同じハトメだから」といって、打駒を使いまわすことは故障の原因となります。
- 他店購入したハンドプレス機にも取り付けできますでしょうか?
- 上駒のネジ(JIS規格2分5厘のインチネジ[表示5/16]です。mmに変換したときの実寸は7.938mm)であり、かつ、下駒の下の筒状の部分の径(約19mm)が合えば、使える可能性が高いです。ただし保証できませんのでご了承ください。
- この打駒:1.5mmハトメ用は、一度使ってみて無理だったら返品できますか?
- 申し訳ございませんが、工具は摩耗してしまうため消耗品あつかいとし、使用・未使用に関わらず返品不可といたしております。詳しくは商品到着後の返品についてをご覧ください。
基本的には、ハトメの工具類は、ハトメ金具をお買い求めなさったお店で入手なされることをお勧めします。
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